先日、同級生の友人と会話していた時のことです。
「今は、平均寿命がだいたい80歳くらいだから、
俺たちもあと37年くらいか?!」
「人生楽しまないとな!」
なんて、話してたんですが、そこで疑問がわいてきました。
平均寿命である80歳の人は、あと何年くらい生きられるか、
どうやってわかるの?
よくわからなかったので、調べてみると、
実は、平均寿命の意味も勘違いしていたことが判明!!
あまりにも衝撃的だったので、まとめてみました。
平均寿命で多くの人が勘違いしていることは?
多くの人は、平均寿命と聞くと、今生きている人たちが、
平均して生きられる年齢であると勘違いしています。
その証拠に、あと何年間生きられるかを計算するのによく使うのが、
「残りの寿命=平均寿命-現在の年齢」
ですから、平均寿命が発表されて、平均寿命が延びていると、
自分の寿命も伸びたように思っていました。
しかし、この計算式ですが、使い方は正しくありませんでした。
それは、平均寿命の意味の解釈を間違っているからです。
平均寿命とは?
平均寿命とは、0歳児の平均余命のことで、現在における死亡状況が
今後変化しないと仮定したときに、何年間生きられるかという期待値です。
つまり、ある年の平均寿命は、その年に生まれた人が、
今と同じ状況の場合、あと何年間生きられるかを示しているものです。
例えば、2014年における日本の平均寿命は、
男性 80.50歳
女性 86.83歳
と発表されましたので、この年に生まれた人は、状況の変化がなければ、
平均して、この年数を生きられるという期待値なのです。
勘違いしていたのは、『2014年に亡くなった人の平均年齢。』
と解釈してしまっていたことです。
平均寿命と平均余命の違いは?
人間何があるかわからないので、いつ死ぬかわからないと言われますが、
だいたいの目安を知りたいですよね。
それを表しているのが、平均余命です。
平均余命は、その年齢の人があと何年くらい生きるかという、
期待値を表しています。
平均寿命は、0歳児の平均余命を表しているのに対して、
平均余命は、ある年齢に対して表しています。
平均余命表が、厚生労働省のホームページに載っています。
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life14/dl/life14-02.pdf
このページの『表1 主な年齢の平均余命 』を見てください。
ただし、年齢が5歳区切りになっています。
この表によると、平成26年の男性の80歳を見ると、
平均余命が、8.79になっています。
これは、この時点で80歳の人があと8.79年生きるという期待値を
表しています。
気になる場合は、この表を参考に、自分があと何年くらい生きられるか期待値を
調べてみましょう。
まとめ
平均寿命とは、その年に生まれた人が、今と同じ状況だった場合、
あと何年間生きられるかを示しているものです。
ですので、自分があと何年くらい生きられるかの期待値を知るためには、
厚生労働省のホームページなどに載っている平均余命表を見るとわかります。
人生は有限ですので、楽しく生きましょう!!