ご来社いただいたお客様を案内するときは、緊張しますよね。
とくに、階段やエレベーターで案内するときは、どの位置で
案内すればいいのか、わからないと困りますよね。
そこで、今回はお客様を案内するときに、階段での歩く位置、
エレベーターの乗り降り、応接室のドアの開け方についてまとめました。
来客の案内で階段の歩く位置は?
階段を使ってお客様を案内する場合ですが、上りの階段では、
お客様に前を歩いてもらうことが、マナーの基本となっています。
理由としては、
●万が一、お客様が転んでも受け止めらるようにするため
●お客様を見下ろす位置にならないようにするため
この2点があります。
ただし、お客様が女性の場合は、後ろから見ることは失礼になるので、
案内者が先に歩いて誘導した方がいいでしょう。
また、階段を下るときは、案内者が先を歩きます。
このときは、お客さまに完全に背中を見せないようにします。
身体を少し斜めにして、お客様に常に注意を向けながら案内しましょう。
エレベーターの場合は?
エレベーターを使ってお客様を案内する場合は、エレベーターのドアが開いたら、
扉を押さえるか、ボタンを押してお客様を先に中へ誘導します。
案内者は、乗ったときには操作盤の前に立ちます。
このとき、お客様に背中を見せないよう、身体を半身にします。
ただし、お客様が複数いる場合には、先に乗り込み操作盤の前に立ちます。
その際には、「お先に失礼します。」の一言を忘れないようにしましょう。
降りるときは、扉を手で押さえるか、ボタンを押して、
お客様に先に降りてもらいます。
応接室ドアの開け閉めは?
ドアには、『押して開けるドア』と『引いて開けるドア』の2種類あります。
両方のドアのマナーをしっかりと把握しておく必要があります。
●『押してけるドア』の場合
まず、案内者がドアを押して開けて、先に応接室へ入ります。
そして、ドアが閉まらないように、手で押さえながら、
「どうぞお入りください。」とお客様を誘導します。
このドアの場合、自社の担当者が、応接室の内ですでに待機している場合は、
ドアの前まで案内すればよいと思うこともあるでしょう。
しかし、お客様に扉を開けさせるのは、失礼になりますので、
必ず案内者がドアを開け、担当者に引継ぐようにしましょう。
●『引いて開けるドア』の場
まず、案内者がドアを引いて開けます。
そして、ドアが閉まらないように、手で押さえながら、
お客様に先に入室していただきます。
また、ドアを閉めるときは、ゆっくりと閉めるようにして、
大きな音を立てないように注意しましょう。
まとめ
階段で案内するときは、お客様より上にならない位置で案内します。
エレベーターでは、基本的に乗り降りは、お客様が先と覚えておきましょう。
ドアは、案内者が開けて、閉まらないように手で押さえ、
お客様に入室していただきます。
ドアの開け閉めは、ゆっくりとおこない大きな音を立てないようにしましょう。
ただし、ここでご紹介したのは、一般的なマナーになりますので、
会社で独自のルールがある場合もありますので、わからないことは
上司に確認してみましょう。