寒い季節がやってきます。
もうすでに肌寒いです。
今年もホッカイロにお世話になるのだろうなぁ、なんて
ぼんやり考えていると、
そいえば、ホッカイロってなんで温かいんだ？とか
本当はどこに貼るといいんだろう？とか
さまざまな（今更聞けない）疑問が浮かんできたのでまとめました。
ホッカイロは正しく安全に使用するべし！
まずは、なぜホッカイロは温かいのか、という疑問についてです。
ホッカイロの中身は半分くらいが鉄粉で、
そのほかには、炭や水や塩など、鉄の酸化を促す成分が入っています。
ホッカイロは、空気中の酸素によって、
カイロの中の鉄の粉が錆びて熱が出る（酸化の熱反応が起きる）ことで
ぽかぽかと温まります。
平均温度は52℃で、約12時間程度持続します。
ホッカイロというと、よく「低温やけどに注意」といわれますが、
肌が低温やけどを起こしてしまうのは、
44℃で3～4時間、46℃で30分～1時間、50℃で2分～3分
くらいが目安となっています。
ホッカイロは平均温度が52℃、
さらにそれが12時間持続するので、低温やけどの恐れが十分にあるのですね。
しかし、正しく使用すれば心配ありません。
そこで、ホッカイロの３大NG使用例はコチラ。
- 就寝中に使用する
- 肌に直接貼って使用する
- こたつなどの他の暖房器具と併用する
１の就寝中の使用ですが、眠っている時には意識的に行動ができないため危険ですね。
ずっと同じ場所を温めていても自分で気が付けません。
２の肌に直接貼る…なんて人はほとんどいないかと思いますが、
案外下着やインナーに貼ってしまう方は多いのではないでしょうか。
実は、下着やインナーなどは薄手の生地なので、低温やけどの予防には十分といえません。
もう一枚上に着て、ホッカイロを貼るようにしましょう。
３の他の暖房器具との併用ですが、
これは無意識のうちにやってしまいがちなので要注意です。
足元にホッカイロを貼って外出し、
帰宅してからホッカイロはそのままでこたつに…など。
他の暖房器具と併用すると、ホッカイロ自体の温度はぐんぐん上がってしまいます。
そして、温める場所にも気をつけましょう。
わきの下や頭部など、発汗しやすい場所に貼ることは良くありません。
代謝機能を阻害してしまうので危険です。
わきの下や東部などは、もともと体温が高くなってしまったときに熱を発散する部位なので、
頭痛や気分不良の原因になってしまうこともあるので注意しましょう。
冷え性の原因は運動不足？改善のための運動や注意点は？
症状別！ホッカイロで温めるポイントはココ
肩こりや下半身の冷え、むくみなどさまざまな症状に合わせて
オススメのホッカイロスポットをご紹介します。
肩こり・手先の冷えが気になる時には 首の後ろ
血行不良からくる肩こりには、首と肩の境目にホッカイロを貼ることで血行促進！
特に、冷えてくると（冬になると）肩こりを感じたり、悪化するようならお試しを。
上半身、特に手先の冷えが気になるときにも肩を温めるのがおすすめ。
下半身の冷え・婦人科系の不調尾には 仙骨
仙骨とは、尾てい骨の少し上あたりにあり、副交感神経がたくさん集まっている場所のこと。
ここにホッカイロを貼ることで、内臓がよく温まり、下半身もぽかぽかになります！
冷え性の改善やデトックス効果だけではなく、
生理痛や生理不順、更年期障害などの婦人科系の不調の改善、
美肌やダイエット、便秘などさまざまな効果があるといわれているスゴイ場所なんです。
仙骨には、ホッカイロを横向きに貼ることがポイントです。
浮腫み・代謝低下には おへその下
ホッカイロでおなかを温めると、内臓の働きが活発になり体温がアップします。
さらに代謝も良くなる（水分の代謝も良くなる）ので、浮腫みや冷えにも効果的です。
体温が上がり代謝が良くなることで、
余分な脂肪を燃やしやすいからだになるといいます。
なんと、ホッカイロダイエットを実行する人までいるとか…！
今人気の小豆ホッカイロって？
通常ホッカイロは”乾熱”で、つまり乾いた熱なのに対して、
小豆で作るホッカイロは、適度な水分を含んでいるために”湿熱”となります。
湿熱では熱により蒸気が出ます。
蒸気による温熱は、肌の表面だけではなく、体の奥まで熱が届くという特徴があります。
さらに、小豆で作ったホッカイロは、
通常の使い捨てホッカイロに比べて柔らかさがあるので、
体にもフィットしやすく、また、繰り返し使えるのも魅力です。
難点があるとすれば１つ。
温かさの持続時間が２０分と短めなことです。
屋外では少し使いにくいかもしれません。
しかし、市販でもさまざまなバリエーションで販売されていたり、
アイマスクとして専用で作られているものもあります。
使い捨てカイロを目にあてるのは危険ですし、
もし目元を含め、さまざまな部位に使用したいのであれば、
小豆ホッカイロがオススメです。
まとめ
使い捨てカイロは、安全に使用し、
適切な箇所を温めることでより効果があります。
もし、低温やけどの心配があったり、
目元などデリケートな部分も含め体を温めたい時には
小豆ホッカイロもオススメです。
ぜひ、お試しあれ。
