冬のド定番といえば、こたつにみかん。
最近では、こたつにアイスなんて人もいるみたいですが、
それはなりません。こたつには絶対にみかんなのです。
これを読めば、あなたもみかんが食べたくなる。
どうして冬は「こたつにみかん」なの?
最近ではエアコンの普及もあって、
冬にこたつ、というのが当たり前ではなくなってきていますが、
それでもやはり、こたつといえばみかん、これはなかなか普遍的といえます。
(アイスなんて邪道です!)
なぜかというと、こんなに相性が良いコンビは他にはないからです。
こたつにはみかんであるという、その理由はコチラです。
- みかんが旬の時期
みかんの旬は、およそ10月~1月で、まさにこたつ大活躍の時期ですね。
旬のものは、おいしさはもちろんのこと、栄養もたっぷりです。
みかんの他に、冬に旬な果物は、いちごやキウイ、
ゆず、きんかんなどがあります。 - 手軽に食べることができる
みかんなら、こたつから出ることなく、すべてを完了することができます!
手を伸ばしてみかんを取り、皮をむき、食べ、皮をごみ箱へ。手軽ですよね。 - 実は栄養が豊富
みかんはビタミンCが豊富です!
大人であれば1日で3コのみかんを食べれば
1日に必要なビタミンCを摂取できるといわれているほどです。
ビタミンCは風邪を予防・風邪を治すホルモンの材料になるので、
風邪の予防に効果大なんです。
ビタミンCといえば、美容効果も有名ですよね。
他にも、ペクチンなどの腸を整える食物繊維が豊富なので、
便秘にも、下痢にも効果的です。
食物繊維は、みかんの袋部分にも多く含まれているので、そのまま食べてしまいましょう。 - 水分補給が可能
みかんは約85%~90%が水分で出来ているので、みかんを食べることで水分補給ができます。
こたつは乾燥しやすいので、水分補給もできるものがピッタリです。 - 値段が安く大量に購入しやすい
みかんは、他の果物と比較しても比較的安く、どこでも手に入れることができます。
スーパーはもちろん、最近ではコンビニでも見かけることがありますね。
段ボールなどでも販売されています。
常温保存だと2~3週間もつのですが、カビを見つけた場合には
他のみかんをよく見て捨てるようにしましょう。
こたつにみかんをオススメする理由はこれだけではありません。
実は、みかんは栄養もスゴイんです。
みかんの栄養がスゴイ!
みかんは甘いので、カロリーが気になりますよね。
みかん1つのカロリーは、100グラムあたり45キロカロリーで、
これはショートケーキの10分の1程度になります。
みかんを10コ食べると満腹感が強いですが、
ショートケーキ1つなんて余裕で食べてしまうので(私だけ?)
ちょっと間食でカロリー下げたいな、なんて時にはオススメです。
さて、カロリーの次に、栄養素についてですが、
みかんには多くの栄養素が含まれていて、調べてみると驚きました。
- ビタミンC
先ほどお話ししたように、風邪の予防や、細胞の修復などもしてくれます。 - クエン酸
きゅっとするような酸っぱい成分がクエン酸です。
レモンや梅干しなどにも含まれています。
クエン酸には、カルシウム不足の改善や、動脈硬化の予防、
疲労回復効果やダイエット効果まであるといわれていて、
幅広く活躍してくれます。 - βクリプトキサンチン
みかんがオレンジ色をしているのは、
このβクリプトキサンチンの色素が関係しています。健康効果は、骨粗しょう症を予防、糖尿病の進行抑制、
免疫を高める、そしてがんの予防効果もあるといわれています!
このβクリプトキサンチンは、
特に温州みかんに多く含まれているので、
温州みかんを選んで食べることで、より効果が期待できます。 - ビタミンP
このビタミンPは、みかんの白い筋に含まれているアルベドに含まれている成分で、
毛細血管の強化や、コレステロール値の改善、
そしてビタミンCを守ってくれる働きがあります。
ビタミンCは水溶性の成分ですが、
温度や湿度、市外線などの影響を受けやすく、壊れやすい成分でもあります。
そんなビタミンCを守り、安定化するビタミンP!
とっても頼りになります…ありがたや。
今まで、なんとなくみかんの白い筋を取り除いて食べていた方は、
我慢できるなら一緒に食べてしまうことをお勧めします!
食べ過ぎると肌が黄色くなるのは本当?
さまざまな成分で、嬉しい効果ばかりのみかんですが、
みなさん一度はこんなことを聞いたことがありませんか?
「みかんを食べ過ぎると、肌が黄色くなっちゃうよ!」
よく言われるコレ、事実なのでしょうか?
結論を言うと、本当のことです。
みかんを食べ過ぎると、肌が黄色くなってしまいます。
みかんはカロテンが多く含まれていて、
そのカロテンが肝臓でうまく処理されず血中に溶け出すことで起きる現象です。
名前は 柑皮症(かんぴしょう) といって、
よく知られている通り手のひら・足裏、そして鼻が黄色くなる症状がでます。
肝機能が十分発達していない子供や体の小さな女性がなりやすい病気です。
しかし、成人男性でも、1日に数十個も食べれば起こる可能性があります。
病気、と聞いて驚かれる方もいらっしゃるかもしれませんが、
溶け出したカロテンがもとに戻ればすぐに治ります。(長くても1週間程度)
服薬などの特別な治療は必要なく、
カロテンを含む食べ物を控えたり、食べないようにすれば自然と治るのです。
意外にも、原因となるカロテンを含む食べ物はほかにも多くあって、
例えば、にんじん・かぼちゃ・ほうれん草・とうもろこしなども
取りすぎると柑皮症になってしまうので注意しましょう。
柑皮症と間違われやすいのが黄疸の症状です。
見分け方として、黄疸の場合には白目も黄色くなってしまうのに対し、
柑皮症は、白目に変化はみられません。
黄疸の場合、肝臓の病気が主な原因となるので、
白目の変化も見られた場合には早めに病院で診てもらうようにしましょう。
健康のために、または美容のために野菜を中心とした食生活をする人も増えていますが、
もし、柑皮症になってしまったら本末転倒です。
なんでもバランスよく、”過ぎない”ことが大切です。
手のひらや足の裏が黄色くなってしまった場合には、
食生活を見直すきっかけにしてみてもいいかもしれませんね。
まとめ
いかがですか。
みかん、食べたくなりましたか?
イメージだけではなく、こたつにみかん、
言うなれば、冬にみかん、というのは当然ですよね。
おいしいものをおいしく食べて、
冬も元気に過ごしましょう!