燃えるように真っ赤なトマトといえば、夏を代表する野菜の1つですが、
原産地は南米のアンデス地方で、日本で栽培される方になったのは、
17世紀になってからだったんですね。
そんなトマトは、栄養価が非常に高く、ヨーロッパでは、
「トマトが赤くなると、医者が青くなる」
という格言があるくらいです。
これから旬を迎えるトマトの魅力をみていきましよう。
トマトには、どんな栄養があるの?
トマトの特に優れている栄養成分といえば、「リコピン」です。
リコピンは、赤い色素に含まれているポリフェノールの一種です。
このリコピンは、生活習慣病にかかせない存在です。
その効果は、強い抗酸化作用があり、ガンや動脈硬化などの予防に役立ちます。
また、美肌のために必要なコラーゲンの生成を助けてくれるビタミンCの含有量が多く
時間をおいてもあまり失われないのが特徴です。
さらに、カリウムもたっぷり含んでいるので、余分な塩分の排出を促してくれ、
血圧を下げる働きが期待できます。
そして、免疫力の低下を防ぐといわれている、β-カロテンやビタミンEなどが豊富で
栄養価が高い野菜なのです。
トマトのカロリーは?
トマトのエネルギーな驚くほど低めです。
そのカロリー、なんと!
約40キロカロリー!!
40キロカロリーと言えば、イカの天ぷらだと、小さめの約20gでも
45キロカロリーくらいあります。
それと比べれば、まるごと食べてもこれくらいしかないので、
かなり低カロリーで、食べ応えのある食材です。
トマトの美味しい食べ方は?
トマトは生で食べることが、とっても多いと思います。
でも実は、加熱することで特有のうまみが引き出され、
味が一段とレベルアップします。
これは、グルタミン酸といううまみ成分の働きによるもので、
相性のよいイノシン酸を多く含む肉類や魚介類と調理すると、
より一層の深い味わいを楽しむことができます。
さらに、油で加熱することによって、リコピンやβ-カロテンの
体内への吸収率が高まります。
逆にトマトは、冷やし過ぎると味が落ちてしまいます。
このため、ザルなどにのせて室温で保存するのがいいでしょう。
まとめ
トマトは、免疫力の低下を防ぐといわれているβ-カロテンや
カリウム、ビタミンEなどを含んでいるうえに、エネルギーは、
40キロカロリーを低めなので、まるごと食べるのがおすすめです。
また、生で食べても美味しいですが、加熱することによって、
独特のうまみが引き出されます。
トマトを美味しくいただいて、暑い夏を乗り切りましょう!!