暑くなってくると、毎年耳にすることといえば、『熱中症』ですね。
熱中症の予防には、水分補給が欠かせないと言われています。

水分補給には、スポーツドリンクがいいというのはよく言われています。
でも、スポーツドリンクって糖分が多いんですよね。

だから、糖分を気にして、お茶で水分補給をしているというのをよく聞きます。
ところが、お茶では、水分補給にはならないんです！

間違った水分補給をしないために、その理由についてまとめてみました。

　　

熱中症予防の水分補給にお茶がダメな理由とは？

熱中症予防の水分補給でお茶を飲むのは、よくありません。
その理由ですが、お茶には、『カフェイン』が含まれているからです。

カフェインは、利尿作用があるため、せっかく摂った水分を外に出してしまいます。
水分補給をしているつもりが、むしろ出すようなるので、注意が必要です。

あと、お茶以外にもコーヒーはもちろんですが、紅茶やほうじ茶、ウーロン茶にも
カフェインが含まれています。

だからといって、飲んではいけないというわけではありません。
カフェインには、交感神経を刺激し、体を興奮させ、元気が出る作用もあります。
疲れたときに、やる気を出すために、お茶で一服というのはオッケーです。

熱中症予防の水分補給には、向いていないということがポイントです。

熱中症予防の水分補給におすすめの飲み物は？

水分補給にお茶がいいと思ってたのにダメなんだ。
かといってスポーツドリンクは避けたいし、となると水しかないか。

でも、水って味がないから、あんまり好きじゃないんだよね。
という人もいるかと思います。

そんな人におすすめなのが、麦茶です！！

えっ？！麦茶にはカフェインがないってないの？？

そうなんです。
麦茶には、カフェインが入ってないんです。

さらに、麦茶の原料の大麦には、ミネラルが含まれているので、とうぜん麦茶にも
入っているので、ミネラルを摂ることができるのです。

また、麦茶には、あの香ばしい香りの成分であるピラジン類に、血流をよくする
効果があることが発見されました。

つまり、血液をサラサラにする効果があるのです。
夏はとくにドロドロの血液になりやすいので、その状態を改善してくれる麦茶は
夏におすすめの飲み物になりますね。

脱水症状の水分補給には麦茶だけではダメ！！

熱中症予防の水分補給には、麦茶はおすすめですが、脱水症状の場合の水分補給には
不十分になります。

脱水状態の場合は、体内のナトリウム濃度が低下しているので、水分と同時に
塩分も補給する必要があるからです。

ですので、熱中症になり、脱水状態から回復させなければならないときには、
スポーツドリンクがおすすめです。

もし、スポーツドリンクがない場合には、コップ一杯の麦茶や水に塩をひとつまみ
入れたものでもオッケーです。

脱水状態の場合は、塩分も補給しなければならないことが重要です。

まとめ

熱中症予防の水分補給は、お茶やコーヒーではできません。
カフェインが入っていて、利尿作用があるため、逆に水分を出してしまいます。

そこでおすすめなのが、麦茶です。
カフェインが入っていないだけでなく、ミネラルが含まれていて、さらに血液を
サラサラにする効果もあります。

ただし、脱水状態になっている場合には、スポーツドリンクで水分補給をおこない、
ない場合には、麦茶だけだと必要な塩分が補給できないので、塩をひとつまみ入れて
飲みましょう。

夏の水分補給は、麦茶で血液もサラサラに！！