『睡眠のゴールデンタイム』というのを聞いたことがあるでしょうか?
その時間帯に睡眠をとっていると、お肌のダメージが回復するというあれですね。
その時間帯というのが、午後10時~午前2時の間だそうな・・・
その時間に寝るのは無理でしょ!!
だって、
●その時間はまだ仕事中ですよ
●その時間はまだ電車の中だし
なんて人も多いのではないでしょうか。
製造工場や介護施設などで働いてる人は、交替勤務がありますよね。
とくに介護施設では、女性も交替勤務で働いてるので、その時間に仕事の人も
最近はよく耳にします。
私も仕事終わりが、午後10時半くらいなので、まず寝れません。
ってことは、お肌ボロボロ街道まっしぐらなのか?
なんて思ったので、調べてみました。
睡眠のゴールデンタイムは関係ない?
結論から申し上げると、ゴールデンタイムという時間帯は、
『ない』そうです。
しかし、今でも午後10時~午前2時のゴールデンタイムがあり、
この時間帯を過ぎると、成長ホルモンは分泌されないと
認識している人は多いそうです。
でも、実際には、2時を過ぎても成長ホルモンは分泌されちゃうのです。
バンザーイ \(^o^)/
では、どのように分泌されるのか?
実は、成長ホルモンは、眠り始めの3時間に分泌されて、
分泌のピークは、入眠1時間後です。
ラッキーなことに、就寝時間を遅らせると、成長ホルモンの分泌時間も
遅れるようになっています。
これで、遅い時間に仕事をしている人も大丈夫ですね!!
時間帯より大切なことは?
成長ホルモンが時間帯に関係なく分泌されることは喜ばしいことですね。
ただ、気をつけなければならないことがあります。
実は、最近の研究から、睡眠不足より、さらに成長ホルモンを減らしてしまう
ものが明らかになったのです。
それは、夜中の食事です。
ガーーーーーーン!!
仕事から帰ってからの楽しみにしている食事がダメなのか・・・
時間帯のことよりショックだったりして。
成長ホルモンは、血糖値が上がっていると分泌が抑えられてしまいます。
食後すぐに寝ようとすると、血糖値が上がったままの状態ですので、
この状態で眠りにつくと、代謝を妨げてしまうのです。
できれば、夕食後は、3~4時間あけて、小腹がすいたころに寝れれば、
からだはリフレッシュして疲れが抜けやすくなるのです。
ですから、仕事で夜遅く帰る場合は、どこかの時間帯で夕食をとれれば
成長ホルモンの低下を防ぐことができますが、現実むずかしいですよね。
成長ホルモンの分泌量はどうすれば多くなるのか?
でも、あきらめてはいけません。
ちょっとでも多く成長ホルモンが分泌されるようにがんばらねば!
そこで、成長ホルモンの分泌量は、どうすれば多くなるのか?
それは、睡眠の深さによって決まるのです。
そして、睡眠の深さは、深部体温によって決まるのです。
眠り始めの深部体温を下げれば下げるほど、眠りは深くなり、
成長ホルモンの分泌が増えるということです。
具体的にどうすればいいのか?
●眠る1時間前くらいにストレッチなどの軽い運動をする
軽い運動ですよ!
体育会系の人は、うっかり筋トレなんか始めちゃうと、脳が覚醒して
寝れなくなっちゃうので注意です。
●お風呂に入って温まる
ゆっくりと湯船につかることで、深部体温を上げることができます。
その1~2時間後に深部体温が下がってきて、深い眠りになるのです。
遅く帰ったら、お風呂の方がいいですよね。
ゆっくりつかって、1日の疲れをとって、さらに成長ホルモンを
たっぷり分泌させちゃいましょう!!
まとめ
成長ホルモンの分泌に、ゴールデンタイムという時間帯はなく、
眠り始めの3時間に分泌されて、入眠1時間後が分泌のピークになります。
ただ、食後すぐに寝ると、血糖値が上がっているので、分泌が抑えられて
しまいますので、注意しましょう。
また、成長ホルモンの分泌量は、睡眠の深さによって決まります。
深い睡眠のためにも、軽い運動やお風呂にゆっくりと入り、深部体温をあげ、
下がってきたところで、深い眠りにつきましょう。
今日もゆっくりお風呂につかりましょう!!