ストレスチェック制度が義務化され、会社でのストレスに対する考え方を
明確にする必要が出てきています。
ストレスを軽減するために、労働時間を短縮したり、快適で働きやすい職場づくりに
取り組んでいる会社も多いと思います。
また、ストレスによるメンタルヘルス問題には、仕方なく取り組むのではなく、
会社の成長のために取り組んだ方が、より効果を高めることができます。
そのためには、ストレスとはどのようなものかをしっかりと認識しておく必要があるので、
ストレスについてまとめてみました。
会社におけるストレスの考え方とは?
仕事をするうえで、ストレスを感じるのは仕方のないことです。
むしろ、ストレスを感じないというのであれば、それは仕事とは言えないかもしれません。
なぜなら、仕事をすることにおいて、対人関係や納期など、必ず何かしらのストレスを
感じることがあるからです。
問題なのは、そのストレスをどう感じるかです。
ストレスチェック制度をご存知ですか?
ストレスチェック制度の目的とは?実施対象者や問題点は?
たとえば、『あなたは、退社時刻の17時直前に上司から急な仕事を頼まれ、
今日中に終わりにしなければなりません。』
あなたはどう思いますか?
尊敬し目標としている上司から、
「君にしかできない仕事なので、なんとかお願いします。」
と頼まれた場合と、
あまり尊敬していない上司から、
「今日中になんとか頼むね。」
と頼まれた場合で比較したとき、ストレスの感じ方はどうでしょうか?
『どのような人から、どのような頼まれ方をしたか』や、『頼まれた仕事の内容』によっても
ストレスの感じ方は異なるでしょう。
さらに、17時以降のその日の予定によっても異なるのではないでしょうか。
ここで考えなければならないことは、『退社時間の直前に仕事を頼まれた。』
という事実は1つであるということです。
しかし、その事実に対する受け止め方は多数あり、その本人の受け止め方によって、
ストレスの度合いも変わってきます。
つまり、ストレスは定量化することが極めて困難であり、その人の主観によって、
度合いが変化する存在なのです。
ですから、会社においてストレス問題に取り組むにあたって、この考えを持ったうえで、
対策することが重要なのです。
なかなか治らない口内炎…原因はストレスかも?
仕事のストレスで口内炎ができる?治し方や繰り返す場合の対処法は?
ストレス問題の解決方法は?
ストレス問題を根本的に解決していくには、ストレスを前向きにとらえられる人材を
育成していくことが必要になります。
仕事において、ストレスはあって当たり前です。
問題はそのストレスに対する一人一人の受け止め方によるので、ストレスを前向きに
とらえられるように人材教育をしていくことが問題の解決へとつながるのです。
たとえば、ふと財布を見たときに、千円札が一枚入っていました。
どう思いますか?
『あぁ、千円しかない・・・』と思うか、
『千円もある!この千円で楽しめることは何か考えよう!』と思うか。
この2つの考え方には、大きな違いがあります。
千円しかないと思ったら、その時点で思考は止まってしまいます。
この千円で楽しむにはどうしたらいいのかと考えれば、いろんなアイディアがでてきます。
千円札が一枚あるという事実は同じです。
あとは、その事実に対する反応だけです。
ストレスを利用してしまおう、という考え方。
ストレスとうまく付き合う方法とは?!
仕事において、いろいろな問題が生じますが、これらを前向きにとらえられる人材を
育成していくことがストレス問題を根本的に解決していくことにつながるのです。
まとめ
会社でのストレス問題の解決策として、労働時間の短縮や快適な職場環境をつくることも
大切ですが、ストレスは定量化できるものではなく、人それぞれストレスの感じ方は
変わります。
ですから、どんなに快適な職場環境にしたとしても、その人の受け止め方次第で、
ストレスを感じる人が出てくる可能性があるのです。
したがって、根本的なストレス問題の解決策としては、物事を前向きにとらえられる人材を
育成していくことがあげられます。
人材教育は、効果がすぐにあわられるわけではないので、戦略的に進めていくことで
会社を強くしていくことにつながるのです。