子どもの嫌いな野菜の代表選手といえば?
ピーマン!!
ですよね。
子どもじゃなくても、子どもの頃からのイメージが悪くて、
大人になった今でも食べられない人もいるようです。
やはり、あの苦みや独特な青くささが好きになれないのでしょうかね。
パッと見も、おいしそうじゃないしね。
しかし、ピーマンといえば、6月~8月が旬な夏野菜です。
夏の栄養補給に大活躍するので、嫌いだなんて言ってたらもったいない?!
夏野菜のピーマンは栄養が豊富
なにかと嫌われているピーマンですが、栄養が豊富です。
とくに、ビタミンCが豊富で、同じ夏野菜のトマトのなんと5倍も含まれています。
また、ビタミンEや食物繊維も多く含まれています。
さらに、重要なミネラルであるカリウムも豊富に含まれています。
カリウムは、体内の余分な塩分を排出するはたらきがあり、とくに夏は、
たくさん汗をかくので、カリウムは失われやすくなります。
ほかにも、緑色のピーマンには、クロロフィルが含まれています。
クロロフィルは、濃い緑色の野菜にとくに多く含まれていて、抗菌作用があります。
最後に、注目成分のピラジンが含まれています。
注目成分のピラジンの効果とは?
ピーマンが嫌いになる原因の1つである、あの独特な青くさいにおいですが、
あのにおい成分には、すごい効果があったんです!!
その効果とは?
『血液サラサラ効果』です。
ピーマンが持つ独特な青くささは、ピラジンという成分が原因です。
ピーマンが嫌いな人にとっては、迷惑このうえないかもしれませんがね。
でも、このピラジンには、血液が固まるのを予防するはたらきがあり、
血液をサラサラにしてくれるんです。
ですので、脳血栓や心筋梗塞などの予防に有効な成分と評価されています。
夏は、たくさん汗をかくので水分が失われ、血液がドロドロになりやすい季節です。
緑ピーマンに多く含まれているので、加熱してたっぷり食べましょう!
カラフルだと栄養価が高い?!
ピーマンといえば、緑色のピーマンが頭に浮かぶと思います。
でも、ピーマンには、赤色のものもあります。
赤ピーマンは、緑ピーマンが熟して赤色になったものです。
緑ピーマンは、まだ未熟なものだったんですね。
赤ピーマンは、さすが熟しただけあって、青くささが減って甘みが増しています。
また、緑色のピーマンに比べて、ビタミンCを約2倍も多く含んでいるというから
驚いちゃいますね。
さらに、赤ピーマンには、色素成分のカプサンチンが含まれています。
カプサンチンには、強い抗酸化作用があり、活性酸素からからだを
守ってくれるといわれています。
よく似た名前のカプサイシンは、同じ仲間のとうがらし類に含まれています。
こちらは辛味成分になり別のものです。
このように、ピーマンには、さまざまな栄養成分が含まれています。
しかも、夏野菜らしく、夏により効果を発揮しそうですね。
まとめ
苦手な人が多い野菜の1つであるピーマンですが、栄養豊富な夏野菜です。
ビタミンCやカリウム、クロロフィルなどの栄養成分を含んでいます。
また、独特なにおいの原因となるピラジンには、血液が固まるのを予防する
はたらきがあり、血液をサラサラにしてくれます。
食べないのがもったいなくなっちゃいますね。
食べられなかった人は、食べられるように、料理を工夫してみましょう!!