スタッドレスタイヤを夏タイヤに履き替え、お出かけにもいい季節になりますが、
履き替えたタイヤの置き場所や保管方法をどうするか迷いますよね。

特にスタッドレスタイヤは、保管している期間が、夏タイヤに比べると長いので、
保管中に劣化してしまわないか心配になります。

せっかく買ったのですから、１シーズンでも長く履きたいと思うのは、
当たり前のことです。

そこで、タイヤを極力劣化させないためには、どのように保管したらいいかを
まとめてみました。

　　

スタッドレスタイヤは保管方法で寿命が変わる？

スタッドレスタイヤに限らず、タイヤは保管方法によって、
劣化のスピードは大きく変わります。

タイヤの材料は主にゴムですから、自然の劣化は避けられませんが、
適切な保管方法をとることによって、劣化を遅らせることは可能です。

まずは、タイヤを劣化させる主な要因は次のものになります。

●直射日光
●高温
●油類
●風雨
●オゾン

このようなものから、しっかりと守ることができれば、
ゴムの劣化を遅らせ、タイヤの寿命を長持ちさせることになります。

ただし、適切な保管方法をとった場合でも、その期間が長期であるときは、
劣化が大きく進んでいる可能性があるので注意が必要です。

保管場所はどこがいいのか？

タイヤは、かなり場所をとるので、保管場所には苦労しますよね。
しかし、劣化のことを考えると、どこにでも置けばいい、
というわけにはいきません。

特に直射日光や風雨に当たったり、オゾンに長期間さらされることで、
タイヤのゴムは劣化してしまいます。

これらを避けられる物置やガレージなど、室内に置けるスペースが
あるようなら、保管場所として最適でしょう。

しかし、このような場所がないことが多いと思います。
そのようなときは、とにかく直射日光と風雨を防ぐことです。

軒下などに置いても一日中、直射日光が当たらない場所は、
あまりないと思います。

このような場合は、タイヤカバーをかける方法があります。
車用品店やホームセンターなどで購入できますが、値段はいろいろです。

あまり安いのだと、生地がうすくて、カバー自体が早く劣化してしまいます。
直射日光や風雨から守るためにも、そこそこのものがいいと思います。
また、湿気が良くないので、風通しの良い場所を選びましょう。

置き方は、平積み？縦置き？

タイヤはどのように置いておけばいいのでしょうか？
これは、ホイール付きかそうでないかによって違います。

ホイール付きの場合は、平らなところに平積みで保管します。
ホイールは付けて保管した方が、タイヤの形が崩れるのを
防ぐことができます。

また、この場合はタイヤの空気圧を約半分くらいにすることによって、
劣化を防ぐことができます。

タイヤだけの場合は、縦置きで保管します。
そうでないと、つぶれて変形してしまう可能性があります。

あとは、保管する前に注意することがあります。

●タイヤワックスなどをかけている場合は、油分で劣化してしまうので、
　しっかりと拭き取ってから保管する。

●汚れをよく落とし、水分がなくなってから保管する。

以上のようなことに注意することでタイヤの劣化を防ぎましょう。

まとめ

タイヤの保管をするときには、直射日光や風雨、油類などを避けることで、
劣化を遅らせることができます。

また、保管の時の置き方は、

●ホイール付きの場合は、『平積み』
●ホイールなしの場合は、『縦置き』

で保管することでタイヤの変形を防ぐことができます。

ただし、装着前には必ず点検して、安全を確認してから使用しましょう。