最近の夏は、とくに暑いですよね。
暑いからこそ、楽しめることやおいしく食べらえるものもありますが、
夏バテしたときのあの疲労感といったら、いやになりますよね。
でも、どうしても汗をかくし、食欲がなくなることもあります。
このようなことが、夏バテを引き起こす原因になりかねませんので、
夏バテの原因や対処法について、まとめてみました。
夏バテの原因はミネラル流出にある?
夏は暑いので、たくさんの汗をかきますよね。
その量は、なんと1日に1~3リットルにもなるそうです。
しかも、これだけの量が何もしていなくても出てしまうのです。
また、厄介なことに汗は、水分だけでなく、体内に蓄えられていたビタミンや
ミネラルが一緒に流れ出てしまいます。
とくに、ナトリウムやカリウムなどは失われやすい状態になります。
ナトリウムとカリウムは、相乗効果によって、神経伝達の機能を担っています。
ところが、これらが失われると、神経伝達の機能が低下してしまい、
その結果として、疲れやすくなるのです。
さらに、水溶性のビタミンCやB群も多く失われてしまうので、
体内の代謝がスムーズに行われなくなります。
すると、疲労が蓄積してしまうのです。
夏バテしたときの対処法は?
水分の補給では、水だけだと、ミネラル不足におちいる可能があります。
そのため、ミネラルを手軽に摂取できるスポーツドリンクや麦茶などが
おすすめです。
もし、大量に汗をかいて、ミネラルやビタミンが不足して疲れをひどく感じる場合は、
水分補給を十分にしたあとで、必要に応じてサプリメントなどでビタミンCやB群を
追加で摂取することで、回復を早めることができます。
夏バテしないための対策は?
夏バテになってしまうということは、栄養補給が間に合っていないことが考えられます。
それを防ぐためには、1日3食しっかり食べることです。
しかし、暑いとどうしても食欲が減退してしまいます。
すると、1日に必要な食品を摂ることができなくなり、栄養不足になってしまいます。
食欲の減退は、体温が上がり、脳内の視床下部にある中枢神経が食欲を抑制する
命令を出すことで生じます。
また、暑い日が続くと、あっさりした味や、さらっとした食感の食事が多くなるので、
たんぱく質や脂肪などの摂取量が減少してしまい、栄養不足になるのです。
とくに、脂肪性のビタミンAやEは摂取量が減少してしまいます。
体にとって、必要な栄養素の補給が十分でないと、体内で少しずつ
代謝異常が起こってきます。
すると内臓が疲労してしまい、全身が疲れてスタミナ不足が起こるのです。
それを防ぐためにも、しっかりとバランスの取れた食事を摂ることが
一番の対策になるのです。
まとめ
夏バテの原因は、汗と一緒にミネラルが流出してしまうことや
食欲の減退による、栄養不足が考えられます。
それを防ぐためにも、水分補給には、スポーツドリンクや麦茶などで
ミネラルを摂取しましょう。
また、1日3食の食事では、バランスよくいろんな食材を摂ることで、
栄養不足による夏バテを防ぐことができます。
しっかり食事を摂って、暑い夏を乗り切りましょう!!