会社勤めをしていると、年1回の健康診断が義務づけられているので、
自分の健康をチェックするのにいい機会です。
そして、誰しも診断結果が戻ってくるとすぐにチェックすると思いますが、
数値の異常を示しているあの赤文字には、ちょっとした恐怖を感じますよね。
今年は、何がひっかかったんだろう・・・
異常数値といっても、高いだけでなく、低くても良くないこともあります。
とくに、コレステロール値は低すぎても病気が疑われる場合がありますので、
まとめてみました。
コレステロール値が低いと疑われる病気は?
コレステロールと聞くと、食べ物の影響が大きいイメージが強いのでは
ないでしょうか。
でも、コレステロールの値が低かったといっても、とくに食事制限などは
していなかったと思います。
では、なぜ低くなってしまうのでしょうか?
実は、わたしたちの身体の中のコレステロールは、その80%前後が
おもに肝臓でつくられているのです。
このことから、コレステロール値が低いということは、肝臓の機能が低下していて、
必要なコレステロールをつくることができない可能性があると考えられるので、
『肝疾患』が疑わる場合があります。
そのほか、低すぎる場合の疑われる病気としては、
●動脈硬化の危険性がある(心筋梗塞、脳梗塞等)
●糖尿病
●腎疾患
●甲状腺機能亢進症
などがあります。
コレステロール値が極端に減ると免疫機能が低下し、さまざまな病気を
引き起こす原因になりますので、注意が必要です。
うつ病のリスクもあり?!
コレステロール値が低いと、うつ病のリスクも見逃せません。
人間の脳の複雑な神経細胞のかたちを保つために、
コレステロールは、神経伝達をすばやくおこなうなどの
重要なはたらきをしています。
また、コレステロールが脳内に少なくなると、セロトニンの機能が
異常になります。
セロトニンは、心のバランスを保つために、重要な脳内神経伝達物質に
なります。
そして、バランスが崩れると、心はうつの症状を訴え、問題行動へと
つながっていく可能性があるのです。
これが、コレステロールの数値が低い人は、うつの症状を発現するケースが、
多くなるといわれる理由なのです。
改善するにはどうすればいいのか?
食事のときには、コレステロールを多く含む食品を摂ることです。
多く含む食品には、
●卵
●レバー
●たらこ、いくら、、しらす干し、イカ、するめ
などがあります。
これらを摂ることが大切ですが、それだけでなく、ラーメンやコンビニ食のような
栄養の含有の少ない食べ物をなるべく避けることも必要です。
そして、穀類・野菜・肉・魚・豆類・海藻類などを可能な限り多くの種類を
バランスよく毎食食べましょう!
あとは、しっかりと栄養を摂ったら、質の良い睡眠をとることです。
つまり、今の生活習慣を見直し、良くない点は、改善していくことにあります。
まとめ
コレステロールが低いと免疫機能が低下しさまざまな病気を引き起こす
原因になりますので、軽視しないことが重要です。
また、脳内での影響もあり、うつ病の症状を発症するリスクもありますので、
注意しましょう。
病気の予防策として、生活習慣を改善することが重要になりますが、
定期的に病院の検診を受けるようにしましょう!!